行雲流水

気ままに撮影をしています。

相棒 大和 episode1

2、幼児期



大和を語る前に本来なら母犬のブリスについて語った方が、読者には流れが分かり易いと思うが
それは、又の機会にしようと思う。

 大和が産まれたのは2010年1月2日 ブリスは雄5頭、雌1頭を産んだ。

最初に産まれた子は(ドラゴ)500g。
次の子は(一弓)480g。

雌は(飛鳥)410g。
大和は5番目に産まれた。その時の体重は600g。

産まれた赤ちゃんの中で1番大きかった。
そこでつけたあだ名は「怪物くん」。赤ん坊の時から1番腕白で自我が1番強かった。

そして、6番目に産まれた子は(武蔵)450g。1番最初に目を開き、1番最初に歩いた。


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第3週に入ると、どの子も2Kgを超え体重の大差が無いようになった。
少し歩けるようになり、離乳食が始まった。

 最初は消化機能や免疫機能を作る大変重要な時期であり、この時に作られた身体と
一生付き合っていくことになる。

私の考えは、出来る限り自然(野性)のままに育てたい。
野生の犬は、親が摂取した食べものの吐き戻しを食べるのが本来の姿。

ブリスもそのように育てて欲しいと願っていた所、本能的に、食べ物を吐き出して仔供に食べさせている。
嬉しい限りだ。

それでも足らない分は、生肉をミキサーで細かく砕き与える。
余り大量に与えないのがポイントだ。

仔犬達には、物心が付く前から、野生動物の匂い等を覚え、野生の生肉を食べる事により、
心も身体も、たくましく育って欲しいとの願いから
ブリスに出産後、第3週で狩りに連れて行って獲物を獲り、新鮮な肉を用意した。

そして、甘い親心を捨て、自然に育てようと心がけをした。


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離乳食を始めると、「物凄く大きくなった~」と言われる親方を見受けられるが、
慣れていない親方は、大きく育てようと最初から沢山の量を与る。

これが返って逆に成る事を理解していない。

なぜなら

これから成長していく消化器に大量のタンパク質や色んな種類の食物を与えると、
未消化のまま消化器に吸収し、腸の発達が送れ、成人になっても軟便や、アレルギー体質になる犬が多い。

人間の赤ちゃんの離乳食と同じように考えると理解出来ると思う。

「始めは小さく育て、後は大きく育てる」がポイントだ。
ブリスの子供達はどの子もオーバーサイズだ。


大和の成長記録を紹介しよう。
生後 1日  600g
   30日  4Kg
   50日  7Kg
   60日 10Kg 生後60日までは標準位
これまでの離乳食で強靭な内蔵が構成されたので「成長期レシピー」に切り替えた為、爆発的な成長が始まった。
   70日  13Kg
   80日  15Kg
  100日  18Kg
  120日  27Kg
  150日  35Kg
  180日  43Kg
  240日  50kg
  365日  60kg
    3歳  65Kg
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 生後第4週から第9週までは「社会化時期」「協調性の教育時期」と呼ばれている。
この時期になると、本能が強く出てくる。

「吠える・咬みつく・うなる」などを始める時期だ。
6頭産まれた仔犬の中で大和は、手をつけられない程ワンパクだった。

「このワンパクが益々凶暴化して行く」とは、この時想像もしていなかった。


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この時期からブリスはお産箱を離れ、近づいてくる仔犬に向かって「厳しく吠えたり、軽く噛んだり」して
協調性の精神教育を行い、仔犬に落ち着きを与えるよう教育を始めた。

ブリスには、このように教育しなさいと教えていないのに凄い者だ。

そして、1番最初に教育を受けたのは大和。

仔犬を外に出す場合は、この「社会化時期(第9週)」を過ぎてからでないと、
攻撃性が強くなったり吠え癖があったりと、社会性に欠けた犬になると言われている。

又、人との関わりを持ち、人間への信頼関係を築く大切な時期でもある。

そして、産まれた仔犬達と、遊びながら順位がつき、犬社会のしくみを親と兄弟から学んで行く時期でもある。

ペットショップなどでも生後1ヶ月を過ぎた頃の仔犬が販売されているのを見かけるが悲しい事だ。


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「母犬ブリスを1人前の猟犬に育てた。」と言う自信から、仔犬達も育てられると思い
躾に挑んだ訳であるが、幾度の試練が襲いかかるとは、この時は思っていなかった。

生まれたばかりの仔犬達の心は真白だ。人間の赤ちゃんも同じだ。
これからの生活で少しずつ性格が出てくる。

仔犬達の性格も飼い主が思うとおりに作る事が出来る。
真白なキャンパスにどの様な色づけをして、キャンパスを完成させるか?

その為には、順序良くキャンパスに色づけをしていく必要がある。

思い描いたキャンパスを完成させる為には、キャンパスを描く人の実力が問われる。
自分の実力以上の絵は出来上がらないから、スキルを高め己を磨く必要がある。

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少し独り言を聞いて欲しい。

自分の愛犬は特に可愛くて、可愛くてしかたがない。
でも 可愛い 可愛いで育てると我がままな犬になる。
そのように育て無い為、メリハリのあるトレーニングや躾が必要と考える。

躾を行う時に、上手に出来ると、食べ物を与えている光景を見ることが有る。
物で釣って教えるなんて、私からすれば悲しい事だ。

どうして心と心でぶつからないの?
心が通じると、愛犬と一体に成った感覚になれるのに・・・

自分の子供に躾を行う時、お菓子や物で釣って子供の躾をしますか?
我が子を愛する心から、躾をしているのでしょう?

犬の躾も、それと同じです。
心から自分の愛犬に、ぶつかれば親方は、何を訴えているのか理解できる。

あと一つ言いたい事がある。

自分で自分の仔犬に躾をするのは理想で有るが、
子供の塾通いと同じで、専門的な事は専門家に任すと言う事は理解出来る。

でも・・・
 愛い幼児期に、仔犬を訓練所に泊り込みで預けている人がいる。 
「我が子を同じ様に預けられますか」と言いたい。

なぜ、1番大切な幼児期に他人に預けるの!
なぜ、訓練士を自宅に呼んで、住み慣れた環境で訓練しないの!
なぜ、日帰り訓練をしないの!


などと、ついつい独り言を言ってしまった。 すまない!



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今までの経験で培ってきた経験上、訓練の基本は、地面の柔らかい所で行う。

地面が柔らかいと、指先の握りを覚え、膝や股関節への負担が少なく成る。
それに転倒しても怪我が少ない。

アスファルトや、硬い地面を全力で走らせると、肉球が硬くなり、柔軟な筋肉が出来ない。

大和は体重65Kgあるが肉球は潰れておらず、とても柔らかい。

元々野生動物は、このような自然の地形で生息しているので体つきが、そのようになっている。
思いっきり走らせる時は、地面の柔らかい所を選んで走らす事がポイントだ。

生後2ヶ月を過ぎた頃から、母犬(ブリス)に教えた事と同じ訓練から始めた。

仔犬達の散歩の始めは自宅から車で5分位にある梅畑と雑木山だ。
この辺の山は国の開発事業で20年程前に開発され、果樹園(柿・梅)として地元農家に分譲している。

もともとこの辺りの雑木林を所有していた為、分譲時には優先的に土地を選ぶ事が出来た。

その為、他の畑と少し離れている南の端に決めた。
ここに決めた理由は、少し小高い丘に登ると辺りを一望できる。

そこから見える夕日が綺麗で、運が良ければ雲海を見られる事もある。
それに、雑木林に面しているので隣を気にする事は無い。

梅畑の面積は1ha(約3千坪)あり、それに面した雑木林の面積は12ha(約3,6万坪)程あるので
気兼ねなく遊ばす事が出来る。

ただ、後になって分かった事だが、道を挟んで隣の畑を所有している者は極度の犬嫌いだ。
その為、犬達を連れて訓練に来る時は、畑に車を乗り入れ離れた所から行うように心がけをした。


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つづく



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  1. 2013/01/16(水) 00:00:00|
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